イタリア北部に位置するヴェローナ。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台になった街です。ローマ時代の遺跡や、中世の街並みが残っていて、ヴェローナ市街は世界遺産にも登録されています。小さな街ですが、人気の「ジュリエッタの家」以外にも見どころがたくさんあるので、そんな魅力が凝縮された街、ヴェローナについて紹介します。
ヴェローナへのアクセス
イタリアの人気観光都市、ミラノとヴェネチアの間にあります。
ミラノから電車で1時間30分。ヴェネチアからは1時間10分です。
ヴェローナの主要観光スポットは、鉄道駅ヴェローナポルタ・ヌォーバ(Verona Porta Nuova)から徒歩圏内です。
鉄道駅を出て、右手に進むとヌォーバ門(Porta Nuova)があり、そこがヴェローナ市街への入り口となっています。
古代ローマ時代のの円形競技場跡、アレーナ・ディ・ヴェローナ
ヌォーバ門からまっすぐ進んで右手に見えてくるのが、円形競技場跡、アレーナ・ディ・ヴェローナ(Anfiteatro Arena)です。紀元前1世紀に造られた古代ローマ時代の遺跡はスケールも大きく圧巻です。
夏になると、今でも現役の劇場として使用されており、野外オペラも楽しめます。
野外オペラチケット予約サイト(英語)
入場料:10ユーロ(約1300円)
営業時間:8:30~19:30(月曜のみ13:30~19:30)※入場は18:30まで
ヴェローナ市街を見渡せる、ランベルティの塔
エルベ広場にある、ランベルティの塔(torre dei Lamberti)。歴史的建築物である塔の内部はエレベータ完備です。途中の階段で、時計台の鐘も間近で見ることができます。
さすが街全体が世界遺産なだけあり、塔の上からの景色は最高です!
塔の入場料には隣接するギャラリーの入場料も含まれているので、イタリアの歴史的アートも観賞することができます。
入場料:8ユーロ(約1300円)※月曜はギャラリーcloseの為5ユーロ(約650円)
営業時間:月曜~金曜 10:00~18:00
土曜、日曜 11:00~19:00
ロマンチックな夜のカステルヴェッキオ
カステルヴェッキオ(Museo di Castelvecchio)は14世紀中ごろに建てられた城塞です。昼間訪れても中世の雰囲気を味わえる、素敵な場所なのですが、おすすめは夜です。
アディジェ川にかかるスカリジェロ橋がライトアップされ、幻想的です。
橋から見渡せる夜のヴェローナ市街は、温かい灯がゆらゆら揺れて、とてもロマンチックです。
ヴェローナ観光は「Verona card」がお得
先ほど紹介した、円形競技場跡とランベルティの塔も含め、ジュリエットの家やジュリエットの墓など、ヴェローナで人気の観光地のほとんどは、このヴェローナカードで入場できます。
24時間 18ユーロ(約2340円)
72時間 22ユーロ(約2860円)
アレーナ・ディ・ヴェローナの近くのインフォメーションやタバッキ(tabacchi)で購入できます。市バスも乗り放題になります。
ヴェローナ観光公式サイト(英語)
北イタリアはミラノやヴェネチアが日本人からは有名な観光地ですが、その2都市から日帰り観光も可能です。
ヴェローナは、中世から現代まで残る建築物に触れ、歴史を感じることができて、街自体は落ち着いた雰囲気です。イタリアを訪れる際は是非、街全体が世界遺産のヴェローナに行ってみてください♪
ユーロ圏 レート 1ユーロ=130円