敷金・礼金なしで光熱費や通信費(Wi-Fi利用料)も家賃に含まれているシェアハウス。一人暮らしと比べてかなりの生活費を節約できるのが魅力のひとつですが、最近のシェアハウスはオシャレな物件も多く、同じ趣味を持つ人達とのシェアハウスや、定期的に飲み会があるシェアハウスなど、いわゆる人と人との繋がりを求めて入居する人もあり、シェアハウスへの入居理由は人それぞれです。
私は二十歳の頃から山籠もりやリゾートバイトをしたり、海外放浪歴もそれなりに長いため、人との共同生活には慣れていたため、シェアハウス入居の時もなんの抵抗もなく共同生活をスタートさせました。
ただ、これは個人的な意見ですが、30歳を過ぎてから「シェアハウスって楽しそう!」という理由だけで入居するのはハイリスク。この記事では、30歳を過ぎてからの1年ほどのシェアハウス生活体験談をありのままに書こうと思うので、これからシェアハウスへの入居を考えている方の参考になれば幸いです。
シェアハウスへの入居理由
私がシェアハウスに入居した理由は以下の通り
・生活費を節約したい
・家具家電を買い揃えたくない
ワーホリ、海外就業、放浪の旅を終えて帰国したのでとにかく寝床が欲しいというのがいちばんの理由。そして、世間からは「年甲斐もなく…。」と言われますが、またいつ何時海外へ放浪の旅へ出かけたい衝動に駆られるかわからないので、生活費は削りたいし、家具家電は要らなかったので、シェアハウスを探し始めました。
冒頭で「人との共同生活には慣れています。」と書きましたが、寮生活以外の共同生活では友達と物件をシェアしていたので、日本で全くの赤の他人との共同生活は30歳を過ぎてからは、これが初めてでした。
私が入居していたシェアハウスこんな物件
家賃(光熱費込み)5万2千円
シェアハウスでは家賃に光熱費が含まれているため、月の生活費の支出は家賃以外に食費とスマホ代のみ。東京で生活費が10万円以下で生きていけます。
週に2回清掃(共用部)がある
私が住んでいた物件は週に2回、管理会社の清掃がありました。
管理会社の清掃がない物件は、住民が交代制でトイレ掃除などを行う必要があります。私が住んでいたシェアハウスの住人はきちんと自己管理ができる人が多かったため、「汚い!」と感じることはなかったですが、清掃がないとキツかったかも…。
トイレ・シャワー・キッチンが共同
私が住んでいた物件は、11人入居でシャワーが4部屋、トイレが3部屋。
トイレ・シャワー・キッチンが共同なのはシェアハウスでは当たり前ですが、物件によってはシャワーの数が足りておらず、朝の忙しい時間に「シャワーが使えない!」なんてこともあるので、入居時にトイレ・シャワーの数の割合は必ず確認した方がいいと思います。
男女混合、外国人も入居可の一軒家
シェアハウスのなかには、女性専用物件や日本人のみの物件があります。このあと記述しますが、男女混合の場合と女性だけの場合、それぞれのメリット、デメリットがあります。
バルコニー&冷蔵庫がある4畳ほどの個室
私は毎晩お酒を飲むので、冷蔵庫はマスト。バルコニーには洗濯物を干しっぱなしにできるのでとてもよかったです。
海外のホステルなどに長期滞在したことがある方はわかると思うんですが、冷蔵庫が共用だとスペースの確保が大変だったり、腐ったものが放置されていたりと色々大変です。
住民同士のパーティーなどは月に1回程度と少なめ
私が住んでいたシェアハウスの住民はそれぞれ忙しい毎日を過ごしていたし、パーティを率先して開催するような人もいなかったので共用部がいつも静かでした。
といっても、住人同士は比較的仲がよかったので、歓送迎会や誕生日会などのイベント時はみんなで食事を作ったり、お酒を飲んだりはしていました。
シェアハウスでの生活はこんな感じ
私が住んでいた物件は、比較的新しくて設備も充実していたため、生活にはなんの支障もなく、友人からは「いい物件選んだね~。」と羨ましがられるほどでした。
最寄りの駅からはちょっと遠かったんですけどね…。
実際、ハウスメイトと過ごす時間はあまりない
当時、残業が多く帰宅時間が遅かったのと、休日は近くに住む姉家族の家に泊まりに行くことがほとんど。住人との交流は挨拶程度なので「いつも忙しいですね。」と言われてました。笑
特に私の場合は、部屋に冷蔵庫があったので、疲れている日は誰にも会わず部屋に籠っているこもとしばしば…。
とはいえ、残業がないときは共同キッチンで調理したり、夕食を一緒に食べたり、最低限のコミュニケーションとっていました。
住民とそんなに交流を持たなくてもOK
というのは、シェアハウスに住む理由は人それぞれ。住民同士仲良しこよしで暮らさなきゃいけないわけではありません。(もちろんシェアハウスですごい気の合う友人に出会うこともあります)
ただ、住民同士挨拶もしないというのは個人的にルール違反だと思います。シェアハウスに住むからには最低限のコミュ力は必要です。
みんなでワイワイ!っていう物件も
共同生活で人と人との繋がりを求めている人は、パーティが定期的に開催される物件もあります。
ただ、30歳を過ぎると仕事をしながら毎晩夜遅くまで飲み明かすなんて体力的に不可能だと思いますけどね。。。
30歳を過ぎてからのシェアハウスのメリット
生活費が節約できる
私にとってシェアハウスでの生活のメリットといえば生活費が節約できる!事に尽きると思います。
30歳を過ぎるとある程度自分のライフスタイルが確立されている方がほとんどだと思うので、正直、シェアハウスが居心地が良いと感じる人は少ないと思います。
最近はリビングルームのような共用部が、まるでカフェにいるようなデザインのシェアハウスも多く、オシャレ感を前面に出してくる物件も多いですが、こういった物件は家賃が高い。もう少し頑張ったら一人暮らしできるじゃん?っていう価格設定になっているので、「節約」という意味ではこういった物件はあまりおすすめできません。
帰宅後に話を聞いてくれる人がいる
仕事でものすごい嫌な事があったり、通勤途中で珍事件に遭遇したり。時々人に話したくてしょうがない衝動に駆られることがある時に、家に帰れば誰かしら話を聞いてくれます。
また、一人暮らしが長すぎて、「人と一緒に生活するイメージがつかない」という理由で結婚に前向きになれない。なんて方もいると思います。
家族のような共同生活をシェアハウスで過ごすことによって、人と暮らすことのメリットを思い出したっていう人も少なくありません。
頑張って作った料理を食べてもらえる
一人暮らしが長いと、自然に料理の腕前も上がっている方も多いと思います。ただ、一人分の量って調整が難しい…。買い物も面倒だし、お惣菜の方が安かったりするので、料理ができるのに自炊しない方もいると思います。
シェアハウスでは、もちろん自分のためにご飯を作るわけですが、作りすぎても心配無用!頑張って作った料理を「美味しい!美味しい!」と食べてくれる人がいるだけでモチベーションが上がるので、自炊率も自然と上がって行きます。
30歳を過ぎてからのシェアハウスのデメリット
ジェネレーションギャップ
「近年、30代以降のシェアハウス入居が増えている」
といったニュースや記事をよく見かけます。確かに本当だと思いますが、入居者年齢の比率は圧倒的に20代が多いです。正直に言うと、私が感じたシェアハウスでの唯一のデメリットは、自分以外の住民が全員20代だったこと。
「会話の内容が合わないなぁ。」と感じる事もありましたが、それよりもみんな私に対してだけ敬語で話してたし、年下の子に気を使わせてる感は否めませんでした。
住人同士の恋愛
シェアハウスでの生活をありのまま放送する人気番組「テラスハウス」では、住民同士の恋愛をテーマにしているため、シェアハウスでの出会いを求めて入居する人も少なくありません。そして、実際にあります!
ときに、この恋愛がうまくいかなくなる場合があるんですが、そうなると周りにいる身としては面倒くさい…。
私が住んでいたシェアハウスでは、カップルで入居してた男性が、他の住人の女の子に手を出してしまって、カップルの女性が失意のどん底でシェアハウスを去ってしまう…。とうストーリーがありました。
「誰が悪いか。」とか「もうアイツ(浮気した男性)と話したくない。」とか、年長者として意見を求めらたんですが、オバさんの私からすれば正直「ど~でもいい。」と思ってしまいました。笑
30歳を過ぎてからのシェアハウス探し
シェアハウスのメリット、デメリットは上記で紹介した他にもたくさんあるんですが、今回は30歳を過ぎてからという観点で書きました。
「最寄り駅からの距離」とか「外国人の比率」とか気になるポイントはいくつかありますが、私が考える30歳を過ぎてからのシェアハウス探しで最も重要なのは『同居人の世代』だと思います。
というのは、「生活費を節約したい」とか「みんなでワイワイしたい」といった、シェアハウスへの入居理由を持つ人はほとんどが20代だからです。
その他のこだわり条件(冷蔵庫付き、清掃あり)などの情報は、シェアハウスの物件一覧で確認できますが、入居者情報だけは管理会社へ問い合わせするしかありません。
私がオススメするシェアハウス管理会社はオークハウス(OAKHOUSE)なんですが、なんといってもカバーエリアが広いし物件数も多いし、冷蔵庫とテレビ付きの部屋も多数あります。
値段設定の幅が広いので、30代向けのシェアハウスが見つけやすいんじゃないかなと思います。
オークハウス(OAKHOUSE)のホームページで物件検索が可能。問い合わせフォームもあるので興味のある物件が見つかったら、気軽に物件詳細を確認することができます。
さいごに
30歳を過ぎてからのシェアハウス探し。人との繋がりを求めてシェアハウスに入居しはずが、ジェネレーションギャップの壁で結局孤立してしまった…。なんてことがないように、同居人の世代は絶対に確認した方がいいと思います。
とはいえ、私がシェアハウスで経験したように、慣れてしまえば生活費をかなり節約できるので、浮いたお金で貯金もできるし、金欠で飲み会の誘いを断る必要もなくなります。『派遣社員で生活がギリギリ』とか『一人暮らしに飽きてきた』って方にはかなりおすすめ!
このシェアハウス体験記が、シェアハウス入居を検討している方の参考になれば幸いです。
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