東南アジアのタイ、マレーシア、カンボジア、ベトナムなどは物価も安く、日本からもLCC(格安航空会社)を利用すれば格安で旅行ができる国々です。東南アジア周遊となると陸移動が伴うので『バックパッカーの登竜門』とも言われていましたが、それもひと昔前の話。現在は移動やホテルなどの予約がインターネット上で可能なため、世界中の旅行者達が気軽に東南アジア周遊の旅を楽しむようになりました。
残念ながら欧米諸国のように長期休暇が取れないないのが日本社会の現状なんですが、ここでは1週間以内で2か国以上周遊できる東南アジアおすすめルートを紹介します。
マレー鉄道とタイ国鉄満喫の旅
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KL セントラル(KL Sentral)
↓ マレー高速鉄道(ETS) 約4時間
バタワース(Butterworth)
↓ マレー鉄道(KTMB) 約2時間
パダンバサール(Padang Besar)
↓ KTMコミューター鉄道(KTM Komuter) 約50分
ハジャイ(Haadyai)
↓ 寝台列車 約13時間
フアランポーン(Hua Lamphong)
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バンコク スワンナプーム国際空港orドンムアン国際空港
鉄道好き必見のマレー鉄道とタイ国鉄を乗り継ぐルート。鉄道ファンが多い日本人には人気のルートです。以前はマレーシアーバンコク間は国際寝台列車が走っていてたんですが、マレー鉄道電化に伴いバタワース ー バンコク間の寝台列車は廃止になってしまいました。
そのため、バタワースから鉄道移動の場合はパダンバサール(Padang Besar)で出入国手続きをし、KTMコミューター鉄道でハジャイまで行き、タイ国鉄に乗り換える必要があります。
このルート、往復ともに夜行便を利用すれば、往路機内泊、ペナン島(バタワース)で1泊、寝台列車で1泊、復路機内泊。最短4泊5日の2か国周遊可能です。旅程に余裕があればペナン島で連泊したり、バンコク宿泊を追加するといいかもしれません。
マレー鉄道縦断の旅は世界中の旅行者から人気で、チケットが買えない場合もあります。予め旅程が決まっているならオンラインでの事前予約が便利です。
タイ国鉄に興味がある方はこちらの記事も参考にしてください!
寝台列車にこだわらない人は、タイランド湾に浮かぶ『サムイ島』や『タオ島』もおすすめです。
世界遺産ペナン島とピピ島の旅
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KL セントラル(KL Sentral)
↓ マレー高速鉄道(ETS) 約4時間
バタワース(Butterworth) ⇄ ペナン(Pinang)
↓ ミニバス 約7時間
クラビ(アオナンビーチ)(Krabi Ao Nang Beach)
↓ ミニバス&フェリー 約3時間
ピピドン島(Koh phi phi Don)
↓ フェリー 約2時間
プーケット(Phuket)
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プーケット国際空港
南国に行くならやっぱりビーチリゾート!マレーシアではマレー高速鉄道で楽々移動。『世界遺産ペナン島』と『パーティアイランドピピ島』を巡るアクティブなルートです。タイ国内の飛行機は3000円くらいで購入できるので、バンコク乗り換えでプーケットから帰国すれば移動時間を短縮できます。有名な観光地を巡りながら、なるべく安く旅をしたい人にはおすすめのルート。
映画「ザ・ビーチ」で有名、バックパッカーの聖地ピピ島についてはこちら。
世界遺産ペナン島についてはこちらです。
アンコールワットと東南アジア3大都市を巡る旅
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バンコク(Bangkok)
↓ バス 約8時間
シェムリアップ(Siem Reap)
↓ バス 約7時間
プノンペン(Phnom Penh)
↓ バス 約7時間
ホーチミン(Ho Chi Minh)
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ホーチミン · タンソンニャット国際空港
バンコク、カンボジア、アンコールワットがあるシェムリアップ、最後はホーチミンから帰国するルートです。世界遺産『アンコール遺跡群』は絶対行きたい!という人も多いはず。せっかくカンボジアに行くなら陸路での国境超えをしてみませんか?
タイ⇄カンボジア⇄ベトナム間は、見どころもたくさんあるので実は、バックパッカーの王道ルートでもあります。
ちなみにこのルート、長距離バス移動なので体力がある人向きです。カンボジアではバスの座席が完全フルフラットのベッドになっている夜行バス『スリーピングバス』の利用がおすすめです。夜間移動のため移動時間も宿泊費も節約できます。
日程に余裕があればタイ東部のサメット島や『チャン島』を経由したり、カンボジアのビーチエリア『シアヌークビル』や『ロン島』に立ち寄ったりと、見どころがたくさん。予算と日程次第で多彩なアレンジが可能なルートなので、1週間以上の旅程が組めそうな人にもおすすめしたいルートです。
アンコールワットがあるカンボジアについて詳しくはこちら。
格安航空券見つけ方
東南アジアの個人手配での予算は、いかに航空券を安く手に入れるかによって決まります。航空券次第では予算7万円でもおつりがくると思います。
クアラルンプールやバンコクはエアアジアやスクートなどのLCC(ローコストキャリア)が数多く就航しています。最近はベトナムのベトジェットエアーが、ハノイ⇄成田線の就航を開始して、LCC(ローコストキャリア)利用での東南アジア旅の選択肢がまたひとつ増えましたね。
LCC(ローコストキャリア)でセール価格のチケットを入手するのがベスト!なんですが、セール期間以外でも日程によっては意外と、片道1万円台で航空券が見つかったりします。セール価格で購入できるのがいちばんベストですが、セール期間以外でもお得なチケットがみつかるときもあるので、こまめにチェックすることが大事です。
東南アジアへの渡航の強い味方、LCC(ローコストキャリア)の日本からの就航便を国別にまとめてみました。
お得な料金で宿泊するためには?
ホテルがセットになったパッケージプランでの旅行もありますが、安いプランを選択すると結局ホテルランクが下がって微妙だったなぁって経験ありませんか?
東南アジアのホテル相場は予想以上に安いです。個人手配で予約すると自分に好みのホテルに宿泊できるし、ホテル予約サイトは口コミで評判が決まるので、値段が安くても快適な宿を見つけることができるんです。
私はいつもBooking.comというホテル予約サイトを利用しています。セール開催中や直前割引などで格安で宿泊できるホテルもあるので、チェックしてみてください。
すでにBooking.comユーザーの方はこちらをどうぞ。
予算内に収めるために
すでにお分かりかと思いますが、東南アジア周遊予算以内で収めるポイントとなるのは、全て個人手配ということ。上記の3点をクリアすれば、必ず予算7万円でおつりがきます。
東南アジアの国内での移動費は驚くほど安いので、どのルートでも航空券を除く移動費は1万円、高く見積もっても1万5千円程でしょう。
12 Go Asiaを使えば経路検索から予約までが可能です。東南アジア諸国の移動費がどのくらいの相場なのか事前の下調べにもとても役立つツールです。
もちろん、宿の相場も安いので、バックパッカー御用達のドミトリー(相部屋)じゃなくても2000円以下で個室が見つかります。東南アジアでは、移動もホテル予約も個人手配の旅が断然お得です。
おわりに
タイ、カンボジア、ベトナムは東南アジア諸国でも見どころ満載の国々です。どの国も観光大国なのでなにも困ることなく旅が楽しめるので、実際行ってみると「個人手配の海外旅行って意外と簡単だなぁ」って思うはず。
ホテルや移動手段を予約しておけば、旅の計画や予算も決めやすいし、余ったお金を観光地の入場料やアクティビティ、お土産代にまわせるので、予約サイトなどを使って事前に予約しちゃいましょう。
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