「神々が宿る島」と呼ばれるバリ島。そのエキソジックな雰囲気が日本人だけでなく、世界中からも人気を集める観光地です。近年、日本からバリ島へのLCC直行便も就航になり航空券も安く手に入るので、ますます身近な国となりました。
バリ島では英語を話せる人が多いです。また、数多くの日本製品(ホンダ、味の素)がインドネシア人の生活に欠かせないものとなっているものが多いので、日本語を話せる人や日本に行きたいインドネシア人が多く、日本をリスペクトしてくれています。特に日本人女性が一人旅しているとたくさんの人が親切にしてくれるので、バックパッカー初心者や女性ひとり旅でも非常に旅がしやすい国だと思います。
インドネシアの気候
- 乾季 4月から9月
- 雨季 10月から3月
インドネシアは赤道直下の亜熱帯気候に位置する為、日本のような四季がない常夏の国です。1年を通して気温は30℃くらいで、紫外線が強いです。たとえ短時間でも屋外にいるとすぐに日焼けしてしまうので、日焼け止めクリームは必需品です。現地でも安価で購入可能ですがクオリティが低いので、日本から持参することをおススメします。
現地ではサロン(腰に巻く布)を購入してみてください。紫外線対策になるし、冷房が強い場合の冷え対策、ヒンズー教寺院見学では腰にサロンを巻かなくてはいけないので、インドネシア旅行の必需品になります。
また、雨季についてですが、日本の梅雨のように1日中雨が降っていることはありません。雨が降っても大抵1~2時間で止みます。とはいえ短期旅行者にとって雨は大敵。旅程に余裕がない方は乾季を選択した方がいいと思います。
雨季に旅行を計画されている方でも宿代が安かったり、観光客が少ないなどのメリットがあります。
インドネシアの時差
- 1時間又は2時間
日本はらバリ島への飛行時間は約8時間。ちょっと遠いな、、、と感じるかもしれませんが、時差がほとんどないんです!
バリ島、バリ島から西の地域の日本との時差はたったの1時間。首都ジャカルタがあるジャワ島、ジャワ島から東の地域の日本との時差は2時間です。
時差ボケの心配がないので、到着した瞬間から万全の状態で旅行を楽しむことができます。
インドネシアの人口
- およそ2億5600万人(2018年現在も増え続けています)
世界第4位の人口。面積も日本の約5倍です。人口が多いせいか、ホテルやレストランのスタッフの数も多いです。南国なので日本人のようにテキパキ働きません。だけど、頼めば一生懸命対応してくれるので安心してください。
人口の約半分くらいはジャワ島に集中しているためメジャーな都市は人口密度が高いです。
インドネシア人の主な交通手段はバイク(原付)で、メジャーな都市ではバイク密度が高いです。私はインドネシアの第2の都市スラバヤ(Surabaya)に行きましたが、幹線道路のバイク密度がヤバかったです。バイクをレンタルする予定のある方はくれぐれも運転にはお気をつけください。
インドネシアでのバイクレンタルについては”ウブドの大自然を満喫する方法”詳しく解説してます。
インドネシアの通貨
- 1円=約130ルピア(2018年3月)
10,000ルピアで約77円(2018年3月)です。0が多くて慣れるまで大変です。暗算が苦手な人は、10ルピア80円で覚えちゃったほうが楽です。
例:
10,000ルピア 80円
20,000ルピア 160円
50,000ルピア 400円
値段の確認、交渉をする際は、大抵、下3桁の0を省きます。代金が20,000ルピアの場合20(トゥエンティ)とだけ言われることが多いです。
また、インドネシアATM普及率が高いので、海外ATMで引き落とし可能なデビットカードを持っている人は、必要な分を都度引き落とししたほうが便利です。
というのも、インドネシアの一番大きな通貨は100,000ルピア(約780円)で、100,000ルピア札、または50,000ルピア札での引き落としになるからです。
50,000ルピア札で1万円くらい一気に引き落としすると……財布がパンパンになります。
インドネシアの物価
- 水1,5L=5,000ルピア(約40円)
- タバコ(マルボロ)=28,000ルピア(約220円)
- ビール缶(350ml)=23,000ルピア(約180円)
宿と食事は非常に安価だけどお酒が高いです。観光客が多い都市に行けば行くほど、安宿を見つけやすいです。食事の値段設定は観光地であれば高めの価格設定なので、ソト アヤム(チキンヌードルスープ)の価格設定の比較を参考にしてください。
インドネシア料理ソト アヤム(soto ayam)料金比較
バリ島クタレギャンのメインストリートのレストラン | 40,000 ルピア (約310円) |
バリ島クタレギャンのメインストリートから外れた路地にあるレストラン | 20,000 ルピア (約160円) |
観光地ではない地域ちょっとシャレた雰囲気のレストラン | 15,000 ルピア (約120円) |
ローカル地域のローカル人しか行かないレストラン | 10,000 ルピア (約80円) |
インドネシアの治安
インドネシアはイスラム教が多い国第2位です。実はイスラム教では女性を大切にすることが基本となっているので、女性を狙った犯罪は他のアジア諸国に比べると少ないと思います。
しかし、発展途上国なのでスリから身を守るなどの基本的な対策は必要です。
タクシー1人で乗車する場合は、遠回りされたり、目的地とは別の場所に連れて行かれることがあるので、Uberなどのサービスを使った方がリスク回避できます。
その他、治安が悪いというより、観光客相手のぼったくりが多いです。彼らにとってそれはビジネスなので、高いなと感じたら値段交渉してみましょう。また、買い物の際におつりがないと言われたり、おつり誤魔化したりするので、なるべくその場で確認するようにしましょう。
インドネシアのインターネット事情
インドネシアはスマートフォンの普及率が高いので、電波状況も良好です。
そのなかでも、TELKOMSELが圧倒的なシェア率でカバーエリアも広いです。バリ島などの観光地であれば携帯ショップようなお店やお土産屋さんで入手できます。
3大モバイルキャリア
- TELKOMSEL(テレコムセル)
- XL (エックスエル)
- Indosat(インドサット)
値段はお店によってことなりますが、データ通信SIMカード16GB(約1540円)で200,000ルピア、8GBで100,000ルピア(約770円)※2か月間有効です。
海外のSIMカードを使うにはAPN設定が必要でが、言語設定を英語orインドネシア語に変更すればお店の人がやってくれます。データ通信SIMカードでも電話番号が付与されるので着信のみ可能です。通話やSMSが必要になれば後からチャージすることができます。
インドネシアは「観光目的の30日以内の滞在」であれば、ビザ申請不要です。インドネシアもアジアの発展途上国のひとつ。日本とは環境が異なります。旅行前にしっかりとインドネシアの知識を身につけて旅行を楽しみましょう。
インドネシア レート 1円=130ルピア