東南アジア最後の秘境とも呼ばれる癒しの国「ラオス」。現在、ラオス行きの直行便を運行している航空会社はないので、長期休暇が取りずらい日本人からは旅行先としてはあまり知られていないマイナーな国でもありますが、私達日本人はラオス入国ビザが不要なため、気軽にラオスを感じることが可能です。
ノービザでの滞在期間は15日間。それ以上の滞在を希望する人は観光ビザの取得が必要なんですが、ラオスはタイ、ベトナム、カンボジアと陸路で出入国が可能なため、バックパッカーにとっては嬉しい「ビザラン」が可能です。
今回、ラオスの首都ヴィエンチャン(Vientiane)から友好橋(Friendship Bridge)を渡りタイに入国。その日のうちに再びラオスへ戻り、新たに滞在期間15日間を取得しました。
ビザランとは?
ビザランとは、ノービザで滞在延長目的の出入国を繰り返すことです。
ラオスへは陸路でも出入国ができるため、一度国境をまたいで出国し、ラオスに再入国することで新たな15日間の滞在期間を得られるのです。
お隣の国、タイでは、数年前からこのビザランの規制が厳しくなっていますが、ラオスに関してはビザなしで入国した場合、滞在の延長は不可能。一旦出国するという選択肢のみになります。
ビエンチャンの中心地からローカルバスでタイ国境へ
ラオスの首都ビエンチャンを流れるメコン川。メコン川の対岸はタイという立地なので、町の中心地から国境(Friendship Bridge)へはローカルバスで簡単にアクセスすることができます。
ビザラン(ラオス)の手順
ビザランといっても、イミグレーションで出入国を繰り返すだけなので難しいことはありませんが、ラオスではイミグレーションの後にあるゲートを通過するためのカードが必要だったり、多少トリッキーな部分があるの、以下写真つきで解説したいと思います。
CBSで14番(Friendship Bridge)行きのバスに乗車
国境(Friendship Bridge)へ行くには、CBS(セントラルバスステーション)の向かい側のバスターミナルで14番のバスに乗車します。
地図アプリ「MAPS.ME」で「Bus 14 to Buddha Park」と表示されてます。運賃は8,000kip(約100円)で、約30分ほどで国境(Friendship Bridge)に到着します。
Customs feeカードを購入する
イミグレーションカウンターに行く前に、まずこの窓口でCustoms feeを支払い、出国ゲートを通過するためのカードを購入しなければいけません。
ラオス出国手続き
ラオスに入国した時にパスポートにホチキス止めされた出国カード(Departure card)に必要事項を記入してからイミグレーションカウンターへ向かいます。
ラオス側のイミグレーションカウンターで出国手続きをします。
ラオス出国ゲートを通過する
先ほどCustoms feeと引き換えに受け取った「ONE WAY TICKET」を使いゲートを通過します。「ONE WAY TICKET」は向かって右側(灰色)のゲートになっています。
Friendship Bridgeを渡るシャトルバスに乗車する
ゲート通過後、左側に「Lao-Thai Friendship Bridge Ticket Office」があります。そこで友好橋(Friendship Bridge)を渡るためのシャトルバスのチケットを購入します。
シャトルバス運賃:4,000kip(約50円)
タイ入国手続き
バス降車後、「Information」付近でタイへの入国カードを入手し、記入します。ビザランの場合、その日のうちにラオスへ再入国するので、出国カードも記入しておけば、このあと慌てて記入する必要がなくなります。
記入後、タイ側のイミグレーションカウンターで入国手続きをします。
タイ出国手続き
入国手続きをした建物を出て道路を挟んで反対側にある建物でタイ側の出国手続きができます。
入国手続きをした建物をでてしばらく歩くと道路が見えるので「Welcome to Thailand」と書かれたゲート付近から、反対側へ渡り、タイ側の出国手続きをする建物へと向かいます。
タイ側のイミグレーションカウンターで出国手続きをします。
再びFriendship Bridgeを渡るシャトルバスに乗車する
イミグレーション通過後、今度は右側にシャトルバスチケットカウンターがあります。
シャトルバス運賃:7,000kip(約90円)
※シャトルバスの運賃はラオスキープでも支払可能です。
Customs feeカードを購入する
バス降車後、再びCustoms feeを支払い、出国ゲートを通過するためのカードを購入します。料金はラオス出国時と一緒…のはずなんですが、日曜なのに何故か平日料金(1、000kip)でした。
ラオス入国手続き
イミグレーションカウンターでラオスへの入国手続きをします。カウンターに行く前に「入国カードを記入せねば!」と思い周辺を探したんですが、入国カードらしきものがなく、係の人に尋ねると「入国カードは不要だよ」と言われました。謎です…。
※後日ラオスを出国した際、イミグレーションにて「入国カード書いてない」と言うと、出国カードを渡され、記入するように言われました。
ラオス入国ゲートを通過する
再び「ONE WAY TICKET」を使いゲートを通過すれば、ラオスでのビザランは無事完了です。
ヴィエンチャンの中心街へと戻るバス、14番バス停留所はイミグレーションを背にして、右側にあります。
さいごに
ラオスに入国してから気づいたんですが、ビザフリーで入国できるのはラオス周辺の国と本当に一部の限られた国だけなので、多くの旅行者は「アライバルビザ(30日間有効)」を取得し、ラオスへ入国します。
日本人は、ありがたいことにビザなしで15日間の滞在が認められていますが、東南アジア最後の秘境を呼ばれるラオスをたった2週間程度で満喫するのは不可能い近いです。ビザランでラオスの滞在期間延長は比較的簡単にできるので、旅程に余裕がある方は、首都ビエンチャンでビザランしてみてはいかがでしょうか。
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