【アジアの絶景】人気観光地ブロモ山で入場料を回避してサンライズを見る方法

Mt.bromo, indonesia

インドネシアのジャワ島東部に位置するブロモ山は外国人だけでなく、地元のインドネシア人からも人気の観光地。なんですが、私がインドネシアを旅した中で最も理解不能な料金設定だったのが、ブロモ山があるセモロラワン村です。

到着後、ブロモ山へは入場料 350,000ルピア(約2700円)かかるといわれ、「いやいや、そんなわけないじゃ~ん!」と思って現地で聞き込みをしたらやっぱり、入場料を払わずにサンライズを見る方法がありました!欧米諸国のバックパッカーのほとんどはこの方法で入山しているようでした。

バリ島やジャワ島のスラバヤからツアーに参加することもできますが、今回は、ブロモ山へ個人手配で行く方法から入場料を払わずにサンライズを見る方法までたっぷり紹介します。

 

 

ブロモ山があるセモロラワンへの行き方

セモロラワン(Cemoro Lawang)は鉄道駅のあるプロボリンゴ(Probolinggo)から車で1時間半~2時間くらいです。公共交通機関である「ベモ」で行くことが可能です。駅から直通でセモロラワンに行くベモはないので、一旦、イエローベモに乗り、ベモステーションまで行きます。

ベモステーションでセモロラワン行きのに乗り換えます。ただし、定員の15人揃わないと出発しません。「来るときは2時間待ったよ。」とか言ってる人もいたんですが、そのうち出発するので(笑)気長に待ちましょう。

 

 

ベモの料金

イエローベモ       10,000ルピア(約80円)
セモロラワン行きのベモ  35,000ルピア(約270円)

 

ちなみに私は、駅で呼び込みしてた乗り合いの車(50,000ルピア)でセモロラワンに行きました。事前にベモの値段を調べていて、さほど差がなかったので楽な方を選択しました。

 

途中、「車を変える。」とか言って旅行会社に連れていかれました。ブロモとイジェン火山とバリ島までのツアーの勧誘があったので「げ!やられたぁ。。。」って思ったけど、ガン無視してたらすぐ諦めてくれました。

 

ちなみに、イジェン火山も麓の村までは個人手配で行けます。

【世界の絶景】幻想的すぎる青い炎イジェン火山 現地でトレッキングツアーに参加する方法
世にも珍しい青い炎が燃え上がるイジェン火山。インドネシアのジャワ島にある人気の観光地ですが、青い炎を見るためにはバニュワンギという麓の村からのトレッキングツアーに参加しなければなりません。トレッキングに必要な装備やツアー情報など、青い炎までの道のりを詳しく解説しています。

 

 

 

道中も200,000ルピア(約1580円)でホテルを紹介するって言われたけど、適当に「Lava cafe予約してあるから大丈夫」とか言って誤魔化しました。

Lava cafeはセモロワラン村の中では比較的規模が大きいレストラン併設のホテルです。私が知る限りセモロラワンで唯一、ビールの取り扱いがあります。小さい村の中でも中心地にあるので、Drop offしてもらうときはLava cafeって言えばいいと思います。ベモ乗り場の目の前です。

 

セモロラワンまではかなり険しい山道です。車酔いする方は事前に酔い止めを飲んでおいたほうがいいと思います。

 

 

 

セモロラワン村での服装

A seller guy, Indonesia

セモロラワンは昼間と夜の寒暖の差が激しいです。昼間は上着が要らなくても、夜になると急激に気温が下がって、真夜中には5℃くらいになります。

サンライズポイントまで1時間半から2時間歩いてから太陽を待つので、この待ち時間で寒すぎて「別にサンライズ見なくてもいいかなぁ」ってくらいになるまで心折れそうになっちゃいます。できる限りの防寒対策をした方がいいです。

 

サンライズを見るための服装

・速乾性のシャツ
・フリース又はダウンジャケット
・マフラー、帽子、手袋

 

サンライズのときの持ち物

真夜中に歩くのでヘッドライト懐中電灯は必需品です。2時間程のトレッキングなのでヘッドライトの方が断然おすすめ。

 

また、ブロモ山は、岩場のような危険なポイントはないのでスニーカーで十分。トレッキングシューズは不要だと思います。

私が履いていたのは、 KEENというスニーカーのような履き心地のスポーツサンダルです。KEENのスポーツサンダルは、キャンプやラフティングのようなアウトドアでも使えるし、オシャレなデザインなので普通に街で履いていても違和感はありません。

トレッキングのときは靴下を履けば砂が入ってこないので、インドネシアのような南国ビーチリゾートでは海でも山でも大活躍です。

 

 

 

 

サンライズポイントまで行く方法

いよいよ本題の、どうやって入場料を回避してサンライズを見るか?です。
Lava Cafeの前の通りをちょっとのぼると、ブロモ山入り口って感じの門がありますが、ここから入場すると有料となります

正確に言うと、入場料は、ガイド料、ジープツアーがセットになってるんですが、個人的には『入場料とは環境を保護するために払う』のであって、ジープに乗ったら、そっちの方が環境破壊な気がするんですが…。

 

ブロモ山のサンライズポイントは徒歩で行けるので入場口から引き返してきて、宿のオッチャンに「どうやって歩いて行くの?」と聞いたら「あっちからだ。」とすんなり教えてくれました。

登山口までは40分くらい。途中、車が侵入できない道路に変わり、ジープに乗ってきた他のツアー客がわらわらと車から降りてきます。結局はツアーに参加しても、サンライズポイントまで登山しなければなりません。

 

山側に向かって右に行く道があるので、そこをまっすぐ行くとサンライズポイントに行けます。所要時間は合計約2時間。季節にもよりますが、AM3:00前には歩き始めた方がいいです。

前半の40分は誰もいない道路をひたすら歩くので、不安な気持ちにもなりますが、夜空を見上げてると、星がありえないくらいキレイです。

Googleマップでも確認できますが、地図アプリ「MAPS.ME」のほうがルートが見やすいです。

海外旅行前にインストールすべき!オフラインでも使えるスマホアプリ
オフラインでも使えるアプリをインストールしておけば日本のようにネットワーク環境が整っていない海外でもスマートフォンをフル活用できます。もっと便利に安心して海外旅行を楽しむために、旅行前にインストールすべきオフラインでも使えるアプリをまとめました。

 

 

欧米からの旅行者はけっこうこのルートを知ってて、帰りのベモで一緒だった人たちはジープツアーには参加せず、徒歩で入山してました。

 

 

 

帰りはバイクタクシーで

Mt.Bromo, Indonesia

サンライズポイントを左奥に進んで行くと、普通に道路にでます。ここからバイクタクシー(Ojek)をつかまえることができます。私はまず、道路をすこし下ったところにあるもう1か所の展望台に行きました。そこからの景色がベストだと思います。

ここに来るまでのブロモ山のイメージといえば雲から浮かび上がっている幻想的ものだったんでしが、この日は幸か不幸か雲ひとつない快晴でした。けど、その壮大な景色には見事に圧倒されました。

 

さて、展望台からセモロラワン村まで戻らないといけないんですが、地図で見る限り、けっこうな距離です。

バイクタクシーの交渉も難航します。始めの言い値は200,000ルピア(約1540円)って言われますが、所要時間は20分ほどなので、どんなに道が険しくても50,000ルピア(約380円)で村まで戻れます。

 

私は寒さと疲れに負け、帰路はバイクに乗ってしまいましたが、350,000ルピア(約2700円)のツアーを回避して、たったの50,000ルピア(約380円)で絶景が拝めました。帰り道も徒歩で戻る場合は、もちろんタダです。

 

 

 

セモロラワン村でのホテル選び

結論から言うとものすごい寒いです。できる限りお湯がでるホテルに宿泊した方がいいです。私は「どうせ1泊だし、あんまり寝る時間ないし…」と思って適当な安宿に決めてしまったせいで、サンライズ後にシャワー浴びれませんでした。そして、夜はやる事ないので早く寝るしかありません。多少、奮発しても、居心地がいい、ちょっといいホテルに泊まったほうがいいと思います。


Booking.com

 

 

 

日本ではまだまだ有名ではありませんが、ブロモ山はインドネシアで最も人気のある火山です。「火の神」が住むといわれている、神聖で美しいブロモ山に行かれる方は是非参考にしてください。

 

 

インドネシア レート 1円=130ルピア

 

あわせてよく読まれています!

東南アジアでのひとり旅はバイクタクシーが便利

インドネシア移動の新定番 安くて便利なGO-JEKの使い方
乗車前に価格交渉不要の「Uber」や「Grab」のような便利な配車アプリを活用して海外旅行を楽しむ人も増えてきていますが、インドネシアでは「GO-JEK」という配車アプリが有名です。現在地からOjek(バイクタクシー)を呼ぶことができ、格安料金で利用することができます。ジャカルタやスラバヤどの大都市だけではなく、人気の観光地バリ島のビーチエリアやウブドもサービスを展開しています。安くて便利なインドネシアの配車アプリ「GO-JEK」を徹底解説します。

 

ATM普及率が高いインドネシアではトラベルプリペイドカードが大活躍

お金の管理をシンプルに!海外旅行や留学ではトラベルプリペイドカードが超便利
海外で大金を持ち歩くのは危険だという人もいるし、クレジットカードやデビットカードは盗難やスキミング被害に合った時の損害が大きいです。自分でお金をチャージするトラベルプリペイドカードがあれば面倒な空港での両替が不要になるし、万が一のときも被害を最小限に抑えることができます。

 

あの人気の旅行雑誌がスマホで!?

【旅の必需品】ガイドブック「るるぶ」がスマホでオフラインでも読める!ブック放題
海外旅行に行くときに、るるぶをカバンに持ち歩いて機内などで読むって人も多いと思います。「ブック放題」は、雑誌やマンガをスマホにダウンロードしておけば、オフラインでも読むことができる、旅行好きにはうれしいサービス。人気の電子書籍読み放題サービス「ブック放題」がコスパ抜群な理由とは?