海外旅行に行くときのお金の管理はどうしてますか?海外のATMで引き落としができるクレジットカードやデビットカードを使う人もいれば、現金のみという人もいます。確かに、クレジットカードやデビットカードは便利なんですが、盗難や紛失時に、際限なく使われてしまうリスクがあります。「じゃあ現金は?」というと、「海外で大金を持ち歩くのは危険だから嫌」という人もいますよね。
海外でのお金の管理はクレジットカードでも、現金でも、メリットとデメリットがありますが、トラベルプリペイドカードなら、これらの不安を解消してくれます。
トラベルプリペイドでリスク管理
私はデビットカードを持っていますが、年会費がかかります。また、直接引き落としになる銀行口座は、日本でもサブ口座として使っているので、それなりの金額が預金されていて、スキミングリスクが高い海外旅行ではあまり使いたくないのが本音です。そんなとき見つけたのが、年会費無料で作れるトラベルプリペイドカードでした。
クレジットカードやデビットカードの場合、
トラベルプリペイドカードは事前にお金をチャージして使うので、盗難にあっても、被害は旅行で使おうと思っていた金額だけに抑えられます。これまで現金派だった人は、大金を持ち歩くリスクを回避できるほか、面倒な空港での両替は不要になります。
盗難時だけではなく、海外で多いスキミング被害に合った場合も、被害を最小限に抑えることができます。それに、海外でATMを使うときって日本にいる時よりも、お金を引き出した後のカードを忘れやすいんです。デビットカードは銀行口座から利用料金が直接引き落しになるので、ATMに忘れてしまったら死活問題です。
そんな海外でお金のリスク管理ができるトラベルプリペイドカードは、海外旅行際の必須アイテムになります。
銀行や空港での両替よりも為替手数料が安い
トラベルプリペイドカードは海外で安心、便利なお金の管理ができるだけではなく、銀行や空港で両替するよりも為替手数料が安い、というメリットがあります。
空港で両替する場合は、平均的に10%くらいの為替手数料を払う必要があります。トラベルプリペイドカードはカード発行会社にもよりますが、3%~5%です。また、クレジットカードのキャッシング機能を使って海外で現金通貨を引き落とした場合、クレジットカード会社が設定する為替手数料+利息がかかります。
トラベルプリペイドカードはチャージした金額を引き落とすだけなので、為替手数料のみが上乗せされます。
トラベルプリペイドカードの使い方
トラベルプリペイドカードに入金(チャージ)
プリペイドカードは自分でお金をチャージしないと使えないので、カードを入手したらまずは入金しましょう。ほとんどのカードが審査なしで、年会費無料で作れます。
入金方法は、国内金融機関の窓口、コンビニにあるATMからの振込み、または、インターネットバンキングから可能です。
海外のATMの使い方
国や銀行によって操作画面が違いますが、海外のほとんどのATMでの操作は英語になります。引き出しに最低限必要な英単語5つだけなので、以下の単語は覚えておくと便利です。
・暗証番号→「PIN 」
・引き落とし→「WITHDRAWAL」
・預金→「SAVINGS」
・金額→「AMOUNT」
※口座選択するとき、クレジットカードからキャッシングする場合「CREDIT(クレジットカード)」を選択しますが、国際キャッシュカード、デビットカード、トラベルプリペイドカードで引き出しする場合は「SAVINGS(預金)」を選択します。
緊急時や高額商品を購入するときは使い分けを
現地でチャージしたお金を使い切ってしまった場合は、新たにチャージする必要があります。なので、海外で病院へ行った場合の治療費などの予期せぬ出費が発生した場合は、クレジットカードでの支払いをおすすめします。
カード会社によりますが、現地通貨でチャージできたり、事前に登録すれば本人以外の家族からも入金することも可能なので、最悪の場合を想定してプリペイドカードを選ぶのもいいと思います。
おすすめトラベルプリペイドカード比較
※ Money T Globalの運営会社が2018年より(株)JTB→(株)アプラスに変更になり、以下の点が変更になりました。
・年齢制限 年齢制限なし→13歳以上
ネオ・マネー(NEO MONEY)
ネオ・マネーはクレディセゾンが発行しているプリペイドカード。国際ブランドがVisaか銀聯(ぎんれん)が選べるます。中国系の銀聯カードを持っていると、アジア圏での利用が便利でお得になるという点がメリットです。
5営業日以内にカードを発送してくれるので、旅行に間に合わせるように急いで発行してもらいたい方におすすめです。
マネーティーグローバル(Money T Global)
マネーティーグローバルは大手旅行会社JTB発行のプリペイドカードで、世界各地にトラベルデスクを持つ、JTBの手厚いサポートを受けることができます。
また、利用のたびにメールで利用内容とチャージ残高をお知らせはとっても便利です。
日本より危険度が高い海外でで「危険回避速報」をメールで受信できるというメリットもあるので、安心サーポートという点を重視する方におすすめです。
マネパカード
マネパカードは外貨チャージが可能なプリペイドカードです。
チャージした外貨をその通貨圏で利用する場合は為替手数料がかからないというところがメリット。
為替手数料が3%と日本最安レベルなので、なるべくお得なトラベルプリペイドカードという点を重視する方におすすめです。
キャッシュパスポート
キャッシュパスポートも外貨チャージが可能で、国際ブランドがMasterCardと銀聯(ぎんれん)が選べるプリペイドカードです。
そして、カード発行時にスペアカードが無料でもらえます。
200円毎にTポイント1ポイントTポイントがたまるという特典があり、利用毎にポイントが貯まるトラベルプリペイドはキャッシュパスポートだけです。
まとめ
私は海外へ行くとき、ほとんど現金を持って行きません。トラベルプリペイドカードは事前に決めた旅の予算を入金するので、使いすぎることがないし、万が一盗難に合っても被害を最小限に抑えられるので、日本にいるより危険度が増す海外では、かなり便利なカードです。
プリペイドカードはクレジットカードとは違い、審査がないので、誰でも簡単に作れます。海外でのお金の管理をシンプルにしたい方の参考になれば幸いです。